これでOK!初めてのボート•ダイビング
初めてボートで潜るのが,不安・・・!?
はいこんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです♪
ダイビングって楽しいですよね!!
潜った瞬間,すぐ目の前を魚が泳いでいたり.大きな群れに囲まれたり・・・(^o^)
ところで,日本には数多くのダイビングポイントが存在しますが,それぞれ大きな二つのくくりで分けられるんです.
それは,「ビーチ・エントリー」か,「ボート・エントリー」か.
OW講習では基本的にビーチ・エントリー,海岸から歩いて海にエントリーすることを前提として講習を進めていきます.
しかしダイビングポイントには,ボートでしか行けない場所も数多く存在します.
そこで今回の記事では,初めてボート・ダイビングをする方のために,ボート・ダイビングの意義やエントリー・エキジット方法から注意点に至るまで,詳しく解説していこうと思います♪
AOW講習でこれからボートに乗るんだ!という方も,よければご覧になってくださいね!!
レベルアップしたいあなたへ!「初めてのAOW講習」2日間の流れを解説! - JOJO's Diving Log ! !
では,参ります.
目次
何故,ボート・ダイビングをするの?
岸からエントリーするポイントでもめちゃくちゃ楽しい場所はいくつも存在します!!
僕が普段から潜りこんでいる伊豆であれば,ビーチポイントである伊豆海洋公園は日本でも屈指の絶景スポットですしね!
とはいえ,ダイビングとボートの相性が抜群であることも事実です!
ボートでダイビングをすることのメリットとして,
- 岸から行けない遠くのポイントへも楽に移動できる
- 予定していたポイントの海況が悪くてもボートなら別の場所へすぐに移動できる
- ビーチからエントリーするダイビングに比べ,楽にできる
という3つが挙げられます!!
なので,場所によってはビーチ・エントリーとボート・エントリーが両方できるスポットもあります♪
このようにボート・ダイビングには沢山のメリットがあるため,ボート・ダイビングを覚えることには得しかないんです!(^_^)
乗船時に気をつけること
まず,器材をしっかり準備しておきましょう!
ボートは一度出発したらダイビングが終わらない限り港に戻りません.
ですのでボートに乗船する前には忘れ物がないか,今一度確認するようにしましょう♪
ポイントまで距離が遠い場合には,メッシュバッグに器材をまとめておき,ポイントに到着する直前に器材をセッティングするのですが,基本は「小さくまとめる」です!
雑多に広げておくと,船が揺れた拍子にほかの人が器材を踏んで故障なんてことになりかねません.
自分のものはわかるように1か所にまとめます.
西伊豆の雲見のようにポイントまで1分と距離が近い場合には,マスクとフィン以外の器材を装着しての乗船となります.
このときよくあるのが器材の置き忘れ(特にカメラ)とタンクの開け忘れです.
器材が全部そろっているか,ちゃんと呼吸できるかどうかは乗船する前,そしてエントリーする前にしっかり確認しておきましょう!!
確認が終わったら,すぐにマスクとフィンを装着し,ポイント到着に備えます♪
エントリーの方法
伊豆で使うような小型~中型の船室がないボートでは,主に二種類のエントリー方法がメジャーです.
それは,「バックロール・エントリー」と「ジャイアント・ストライド・エントリー」です.
バックロール・エントリー
ダイビングというと真っ先に思い浮かぶのがこちらだと思います.
人数が多い時でも一度に全員が同時に入ることができます.
最初に,船のヘリに浅く腰掛けます.落ちないよう注意!
それから,BCDに空気を少し入れて浮力を確保します.
次に右手の指先でマスクを押さえ,手のひらでレギュレーターを口に押さえて,外れないようにします.
左手はゲージ類(残圧計,オクトパス)を抱えて,船のヘリに引っかからないようにしましょう.
そしたら,インストラクターの合図で全員が一斉に入ります.
「3,2,1,GO!」なら,「1」の時点で体を前傾して反動をつけ,「GO!」で海に入れるようにタイミングを合わせます.
このタイミングを合わせるというのが大事で,もしタイミングが合わずに入れなかった場合,すぐに追いかけて入ることはしないでください!!
もし焦って遅れてバックロールエントリーをしたら,ほかのダイバーの頭の上にタンクが落ちてくることになり,めちゃくちゃ危険なんです・・・!
遅れても焦らず,下に誰もいないことをしっかり確認してからエントリーするようにしましょう♪
ジャイアント・ストライド・エントリー
こちらは比較的少人数の時,目標物から目を離さずにエントリーできるので,流れが強い場所などでよく使われる方法です.
だいたい船の最後尾にジャイアント・ストライドエントリーできるスペースがありますので,そこまで移動します.
最初にBCDに少し空気を入れて浮力を確保します.
次に,右手でマスクとレギュレータを押さえ,左手は後頭部のマスクストラップを押さえます.
そうしたら片足を海に大きく踏み出し,重力に任せてそのまま海に落ちます.
この時,落ちる瞬間に踏み出した足で素早く水を蹴ると,大きく沈みません!
それぞれこんな感じです.
エントリーできたら,インストラクターの指示に従い,ブイをつかんだり,自由潜降するなりして集合してください!
エキジットの方法
ダイビングを楽しんできたら,船へエキジットします.ここでも,エキジット方法はだいたい「リフト式」か「はしご式」の二種類に分かれます.
リフト式
ちょっといい装備の船だと,船尾にダイバーを海からあげるためのリフトがついています.
リフトが下がったら,ちょっと急ぎめでリフトへ近づきます.
次に,フィンを履いたままでいいので,足でしっかりとリフトを踏みしめます.
そうするとイントラの指示でリフトが上昇します.器材の重さが一気にかかってくるのでよろめかないよう手すりなどしっかり握りましょう.
また,上がりきるまでレギュレータは外さないでください.船尾からはエンジンの排気ガスがもくもくと出ているので,吸い込むとめちゃくちゃ気分悪くなります.
リフトが上がったら船のデッキを歩いていき,奥から詰めて座りましょう.
フィンやマスクを外すなり器材を降ろすなりしてください♪
はしご式
若干しょぼいより小型の船ですと,リフトではなくはしごでエキジットをします.
まず船が来たら,船の船尾ではなく船首側から近づいていきましょう.
船は流れに逆らった向きに停船しているので,船尾側から近づくのは骨が折れます.
そうすると,船の側面にエキジット用のロープが張ってありますので,流されないようシッカリ掴んでおきます.
そのままはしごの位置まで移動していきます.
はしごの正面まで来たら,フィンを脱ぎます.せっかちな人ははしごに到達する前にフィンを両足とも脱いでしまうのですが,もしこの状態でロープから手が離れてしまえば泳いで近づくことができなくなるのでやめましょう(笑)
そしたら,はしごの上で船長やらイントラやらが待っててくれるので,脱いだフィンや手持ちの器材などを渡しましょう.
手が空いたら,はしごをしっかり握って一段ずつ登り,エキジットします.
奥から詰めて座りましょう♪
船から降りるとき
忘れ物だけはないようにしてくださいね!(^_^;)
注意点をいくつか
①船が完全に停船するまでは不用意に近づかない!!
船の推進力はスクリュープロペラで生み出しています.
このプロペラに巻き込まれてしまうと,簡単にバラバラになってしまいます・・・怖.
位置の微調整で船がバックすることもありますので,完全に停止するまでは絶対に近づかないでください!!
②船から上がったらすぐ鼻水を洗い流そう!!
これ結構あるあるだと思うのですが,ボート・ダイビングのような平均深度が深いダイビングだと,鼻血とか鼻水とか結構出ません?
おそらくサイナスあたりが水圧で少し傷ついているのだと思うのですが,船から上がった時についてるとちょっと格好悪いですよね.
なので僕はいつも上がった瞬間に誰にもみられないよう「フンッ!」って洗い流してます(笑)
③船酔いに弱い人は「酔い止め薬」を飲んでおこう!!
海が荒れている時なんかは,船がめっちゃ揺れます.
僕は普段から車酔いもしない方だったんですが,冬の久米島に行った時は海がめちゃくちゃ荒れていて,10分程度の移動がもうかなりキツかったです・・・
海を舐めずに,酔い止め飲みましょう!!
船酔いについての記事もそのうちまとめます♪
まとめ:ボート・ダイビングはとっても楽しい!!
というわけで,ここまでボート・ダイビングについていろいろとまとめてみました.
ボートが初めてのあなた,少しは不安がなくなりました??
ボート・ダイビングに自信が持てるようになると,もう世界中の海を思う存分楽しむことができるようになっちゃます!!
この記事があなたのダイビングに役立つことを願っております!!
ここまでお読みいただき,ありがとうございました!
それでは,また.
Enjoy~♪