JOJO's Diving Log ! !

~ダイビングについて知りたい貴方に捧げるブログ~

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これでOK!初めてのドリフト・ダイビング

初めてのドリフト・ダイビング,ちょっと不安・・・

 

こんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです(*^_^*)

実は今,来月のダイビングが楽しみでワクワクしてるんです.

というのも次予定しているのが,あの「神子元島」でのダイビング.

ここ,なんと「ハンマーヘッドシャーク」が見れることで有名なスポットなんです!!

そりゃあ期待しちゃいますよ.ウキウキですよ.

 

ですが,このポイントが他と決定的に違うことがあります.

それは,ポイントの流れが強く,「ドリフト・ダイビング」の技術が必要であること.

 

ここだけの話,僕はまだドリフト・ダイビングをしたことがないんです・・・

なので今回,神子元島にてドリフトSPを受けてきます.

その予習という意味も込めて,今回の記事ではドリフト・ダイビングについてまとめてみようと思います.

ドリフト・ダイビングの経験がない方は予習として,経験がある方は復習として,こちらの記事に目を通していただけたらと思います.

それでは,参ります♪

 

目次

 

ドリフト・ダイビングとは?そのメリットって?

 

海とひとくちに言っても,陸で囲まれた湾内と外洋とではその様相が全く異なります.

湾内では,周りの地形によって潮の流れから守られているので,程度の差はありますが比較的流れが穏やかで,初心者や講習向きのポイントと言えます.

ですので,たとえちょっと潮の流れが入っていたとしても,水底や岩壁を掴んで流されないように潜っていたと思います.


それに対し外洋では,地球の自転と風によって海流が作られ,絶えず流れ続けています.

流されないように潜るのは困難ですし,すぐに疲労してしまいます・・・.

 

そこで!この潮の流れに,あえて「流される」という発想で行うのがこのドリフト・ダイビングです!!

潮の流れと戦うのではなく,潮の流れを味方につけるんです!かっこいい~(^_^)


このドリフト・ダイビングでは,大きく4つメリットがあります.それは

 

  • 潮の流れに乗っているだけなので,ほとんど体力を必要としない
  • ドリフト・ダイビングでなければ行けないポイントもある
  • 潮の流れに乗ることで,普段では泳ぎきれないほど広い水域を移動でき,多くのものを見れる
  • ボートがダイバーと一緒に移動するので,決められたエキジット場所に戻る必要がない

 

という点です!

こんなにメリットがあるなら,やらない手はないですね!!

 

ドリフト・ダイビングの注意点

 

とはいえ,ドリフト・ダイビングは流れている水の中を潜るわけで,楽しく安全に潜るためには,正しいドリフト・ダイビング・テクニックを身につけ,それを使うための注意が必要です!

大きな注意点は,以下の3つ.

 

  • エントリー・エキジットではグループ全員ができる限りまとまって行動すること
  • バディ・コンタクトを維持するために最大の注意をはらうこと
  • ほぼ全てのドリフト・ダイビングでは水面からの支援と監督が必要であること

 

これらを頭に入れておけば,ドリフトダイビングに対する不安が少し和らぎます♪

 

ドリフト・ダイビングのタイプ

 

ドリフト・ダイビングの方法は主に2種類に分かれます.

それは,「水面フロート」を使用するダイビングと,使用しないダイビングです.

水面フロートを使用するドリフト・ダイビングでは,グループのリーダーが水面フロートにつながったラインを持ち(ライン・ハンドラーと呼びます),グループのメンバーはライン・ハンドラーに従って潜っていくという方法です.

このラインはグループが潜降する際の指標になりますし,船の監督者は水面フロートを目標として追っていけばいいわけです.


水面フロートを使用しないドリフト・ダイビングは,視界が良い時や水面の潮流が強すぎてライン・ハンドラーが他のメンバーより速く流されてしまう時に用いられます.

リーダーはグループと一緒に行動し,船の監督者はダイバーが吐いた泡を追っていきます.

どちらにせよ,ダイバーの位置を追跡する人を準備しておくことが重要であり,船からの監督はあった方が絶対によいのです!

 

必要な持ち物

 

ドリフト・ダイビングで絶対に必要な器材,それは「シグナルフロート」です!

普段は折りたたんでBCDのポケットに入れられるサイズながら,エアを入れると2mほどに膨らむチューブのようなものです.

もし水中ではぐれてしまい,ほかのメンバーも見当たらないという時には,ゆっくりと水面にあがり,このフロートに空気を入れて大きくすることで,船に対して自分の存在を知らせてピックアップしてもらうことができます.

これでロストしても安心ですね♪


エントリーの注意

 

エントリー時の準備についてですが,もっとも重要なことは,全てのダイバーが同時にエントリーできるようにしておくことです.

誰か一人でもエントリーできないと,その分ボートが流されて予定の進路からはずれたり,グループがバラバラになってしまう恐れがあります!

船がエントリーポイントに到着した時には,もう準備が完了しているように行動しましょう!

次に,エントリーの方法ですが,ここで一つ.

船のクルーの合図がある前は,絶対にエントリーしてはいけません!!

ボートのスクリューに足を巻き込まれてしまう恐れがあるので,プロペラが止まり合図があってからエントリーしましょう!

水面フロートを持っていく場合は先にフロートをたらし,ほかのメンバーはフロートにつながったラインの3/4程度の位置にまとまって掴まります.

最後にライン・ハンドラーがラインを船からほどき,潜降します.

他のメンバーはすぐにラインから手を離し(潜行中は,ラインはあくまで目印にのみ使ってください!!),バディ・コンタクトを意識しながらラインを目印に潜降していきます.


フロートがない場合には,全員が一緒にいるためには同時に潜降しなければなりません.

事前にリーフや岩の斜面など水中の目標物を集合地点としておけば,予定していた深度までゆっくり潜降することが可能です♪

 

ダイビング中のテクニック

 

潜降したら,ライン・ハンドラーもしくはグループのリーダーが全員そろっていることやトラブルがないことを確認します.

移動を開始したら,ダイビング中は常にバディとライン・ハンドラー(もしくはリーダー)とのコンタクトを保つようにしましょう.

移動中は中性浮力を保ち,水底に触れて水中生物にダメージを与えないように考慮します.

水中では,ライン・ハンドラーもしくはリーダーよりも少し流れの上手(後ろ)にいるようにしましょう!

これによりうまくグループとしてまとまりますし,リーダーの合図を見逃すこともありません.

通常のダイビングと同じですね♪

 

エキジットの注意

 

エキジットポイントに到着し浮上をするときには,基本的に全員が同時に浮上します.

浮上の際にはラインは引っ張らず目印にのみ使いましょう.

水面に出てからはボートへエキジットするのですが,ここでも一つ.

クルーの合図があるまでボートに近づかないでください!!

ホントにスクリューに足もってかれます!!超危険です・・・(~_~;)

合図があれば,船の後ろから流したカレント・ラインにつかまり,自分のエキジットの番を待ちます.


これでドリフト・ダイビング,終了です!(^O^)

 

ドリフト・ダイビングで起こりうるトラブル

 

最後に,ドリフト・ダイビングではどのような危険があるのかをまとめておきます.

どんなトラブルが起きるのか,そしてその対処法を知っておくことは非常に重要ですからね!

流れ(カレント)による疲労

 

ドリフト・ダイビングでは流れに乗って泳ぎますが,流れに逆らうと,それにより生じる疲労が蓄積され,危険なレベルとなります!

どうしても流れに逆らう必要があるときは,流れの比較的遅い水底に止まるか水底近くにいるようにしましょう.

どう逆らっても泳げないときには,無理に流れに逆らわないようにしてください!!

 

流れによって,はぐれる

 

潜降中や浮上中,誰かが圧平衡がうまくいかなくて移動が遅れてしまうと,浅い所にいるダイバーは水面近くのより早い潮流に流されてしまい,深い所にいるダイバーからはなれてしまいます.

この間,バディコンタクトをおろそかにすると,グループからはぐれてしまうことになりかねません.

ですので,これを防ぐために,徹底してバディとコンタクトを取るようにしましょう!

潜降中・浮上中はつねに近くにいるようにし,流れの中で止まる際はお互いに合図をして確認をとるようにしましょうね(^.^)/~~~

 

ボートを見失う

 

ドリフト・ダイビングでは決まったエキジットポイントがなく,フロートやグループそのものがボートにとって探してピックアップするための目標となります.

なので,フロート・ラインとグループの姿が見えない時には,「はぐれた」ということになります.

はぐれたことが分かった場合には,まず浮上する前に1分間だけ水中を探します.
探して見つかれば合流し,見つからなければ浮上を開始します.

ボートがいる場合には,ボートの進路上に浮上しないように注意し(ここすごく重要!!),1分に18m以下の速度で浮上していきます.

浮上中にグループが見つかればエア次第で合流しても大丈夫ですが,みつからない場合には水面まで上がり,ボートにピックアップしてもらう合図を送ります.

ここで近くにボートがいない時に,シグナルフロートで合図を送るのです!

とはいえ,はぐれないよう水中でのコンタクトはしっかり取ってください!!

 

まとめ:ドリフト・ダイビングではコンタクトを取ることが重要!

 

ということで,ここまでドリフト・ダイビングのやり方と注意点についてまとめてみました.

経験がない方にとってはよい勉強になったのではないでしょうか.(僕を含めて・・・笑)

このように,まとめていく中でわかったのは,

ドリフト・ダイビングではグループが一丸となって行動することが大事!

ということです.

普段のダイビングでもいえることですが,潮の流れの中で潜る時にはいつも以上に注意して,バディとコンタクトを取り合うことが重要なんですね♪

 

ということで,ドリフト・ダイビングについては以上です!!

ここまで読んで下さりありがとうございました!!

神子元,行ってきまぁ~す!(^o^)

 

ボート・ダイビングの注意点も気になる方は次の記事をどうぞ↓↓↓

jojosdivinglog.hatenablog.com

 

それでは,また.

Enjoy~♪