JOJO's Diving Log ! !

~ダイビングについて知りたい貴方に捧げるブログ~

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これでOK!初めてのナイト・ダイビング

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ナイト・ダイビングの魅力や注意点とは!?

 

どうもこんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです♪

ダイビング,楽しんでますか~!?

とはいえ,冬になると水温も下がりダイバーの数も減るので,海は落ち着いてるんです・・・

とでも言うと思いましたか!?

そんなことはありません!!冬のダイビングめっちゃ楽しいです!!

特に,首都圏ダイバーに大人気のスポットである「伊豆海洋公園」では,年末12月31日のみ,年に一度のイベントが開催されます!

それは・・・

「ナイト・ダイビング」!!!

これがまた,最高に面白いんです!(@^^)/~~~

www.jojosdivinglog.com



ということで,今回はそんなナイト・ダイビングについて,その魅力と注意点,テクニックなどについて解説していきます!!

ナイト・ダイビングに興味のある方,これから行くので勉強したいという方,はたまた今年の年末IOPに行くという方も!!

是非ご一読いただければと思います♪

それでは,参ります.

 

目次

 

ナイト・ダイビングの魅力とは!?

 

ナイトダイビングと聞いて,こう思う方も多いでしょう.

 

「明るい昼にだって潜れるのに,どうしてわざわざ暗い夜に潜るのか?」と.

「夜に潜るなんて危ないだけだぜ!どうかしてるぜ!!」と.

 

確かに,そう思う気持ちも分かります.

ですがナイト・ダイビングには,潜った人にしか分からない魅力が沢山あることも事実なのです!!

僕が思うナイトダイビングの一番の魅力.

それは,「海が昼と違った姿を見せてくれること」です!!

 

あなたは,見たことがありますか!?

昼間はちょっと近づいただけですぐ逃げてしまうような魚たちが,目の前で寝てるんですよ!?

ライトを当てると,「うぅ~んなんだよ~(+o+)」って感じでゆっくり泳いでいくんですよ!?

もう可愛すぎます!!

さらに,夜になると昼間は活動していなかった夜行性の生物達が姿を現します.

それに加え,サンゴのポリープなどは餌をとるため夜間に開くので,いつもは岩みたいなリーフも夜には色鮮やかな姿を見せてくれるのです!!

そしてナイトダイビングを一層面白くしてくれるのが,夜光虫の存在です!

この夜光虫,潮の流れなどでストレスを感じると発光するのですが,日中は見えません.

それが夜,全てのライトを消して暗くした後,水中で素早く手を動かすと,なんと夜光虫の青白い光がそこら中に広がって見えるのです!!

いくつもの小さな光に囲まれて水中を漂うのは,最高に心地よい瞬間です・・・(*^^)v

このように,日中とは違った海の姿を楽しめることが,ナイト・ダイビングの醍醐味なのではないかと僕は思います♪

 

ナイト・ダイビングで必要な器材とは!?

 

ナイト・ダイビングで必要な器材は,なんといっても水中ライトでしょう!!

ライトがなければ,ゲージを読んだりコースを確認したり,自分の位置をバディに知らせることが出来ません!!

目標となるラインがない場合には,ライトが無ければ安全な速度で潜降・浮上することも簡単ではありません.

つまり,ナイト・ダイビングにおいてライトは無くてはならない器材であることが分かって頂けると思います.

また,世の中に完璧な器材など存在しないため,水中ライトだって故障する可能性がありますので,予備のライトを持つことも重要です.

人によっては,3,4本持って故障に備えることもあるくらいです(笑)

潜る前にはしっかり電池が新品であること,もしくは充電済みであることを確認することを忘れないで下さい!!

また潜るショップによっては,メンバー全員に同じ色のケミカルライトを持たせることがあります.

アイドルのライブでよく振ってる,あのヲタク棒ですね(笑)

BCDの後ろ,タンクのバルブを通す小さなベルトにひっかけておき,潜る前にパキッと折って光らせます.

チームで色を統一させておけば,メンバーのうち誰かが遅れても,別のチームに誤って合流してしまうといったことがなくなります!

その他に,ナイト・ダイビングだから必要になるという器材は特にありません.

普段潜るときに必要となる器材があれば大丈夫です.

あとは例えば予備の給気源(オクトパス)は目立つ色のものにし,アゴとウェスト・ラインを結んだ三角形の中に収まるようにまとめておきましょう!!

そしてもう一つ.

 

ナイト・ダイビングで,新しい器材・不慣れな器材は,使わないでください!!

 

その理由は明白.

ナイト・ダイビングでは視界が悪いため,見なくても使える程に操作に慣れていないと正しく使えません.

もし新しい器材を導入する場合には,事前にコンディションのよい昼間のダイビングで使用感を確認してから,ナイトに臨むようにしましょう♪

ここまでが器材についての解説となります.

次からは,ナイト・ダイビングで実際に起こり得るトラブルについてです!

 

ナイト・ダイビングで起こるトラブルについて

 

ナイト・ダイビングでは,視界が暗いことによる特有のトラブルが大きく3つほど存在します.

これらトラブルの対処法を正しく理解しておくことが非常に重要となりますので,しっかり覚えておいて下さいね!!

①水中ライトの故障

 

持っているライトが何らかの原因で故障してしまい点灯しなくなった場合ですが,予備ライトを持っていれば特に問題はありません.

一旦止まって合図を送ってから,ライトを切り替えればいいだけの話です.

しかし予備ライトも故障してしまった場合には,バディの予備ライトを使わせてもらいます.

さらに,バディの予備ライトも切れてしまい,ライトが1本しか残っていない場合には,できる限り早めに浮上し,暗闇の中を浮上しないようにしましょう!

 

とはいえ,ナイト・ダイビング中を狙ってピンポイントでライトが故障したことが僕はまだありません.

ですので,いつもライトはいつも使っていて信用できる1本しか持ちません.
仮にライトが切れてしまったら,バディの傍にピッタリとくっつき,エキジットまで見失わないように戻ると思います.

 

②バディとはぐれる

 

ナイト・ダイビング中にバディとはぐれてしまった場合には,一旦落ち着き,バディのライトの光を探します.

見つからなければ,自分のライトを手で覆うなどして暗くしてから,再度バディの明かりを探します.

通常はここまですれば見つかるのですが,1分間探してもまだ見つからない場合には,慎重に水面に浮上します.

そして,ここまでの計画は事前にバディと話しておくことが重要です!

そうすれば,自分が水面にいる頃には,相手も同じように水面に上がってくることでしょう.

このように,はぐれてしまった場合の対処法をチーム全員で話しておくことも非常に大切です.

 

③方向感覚を失う

 

ナイト・ダイビングでは暗い中を潜っていくため,ともすれば上下左右といった方向感覚を失ってしまいがちです.

そんな時には,慌てず騒がず,自分の吐き出した泡を見ましょう

泡はよっぽどのダウンカレント(水流が下向きに流れていること)でもなければ,上向きに浮上します.

泡を確認することで,上下の方向感覚を取り戻すことが出来ますよ!!

さらに,暗いとはいえライトで照らせば,水底の岩などの目標物も確認できます.

自然の目標物とコンパスを駆使して,自分のいる位置を把握しましょう!!(これは水中ナビゲーションをしっかり習得した上級者向きですね;)

 

ここまでがナイト・ダイビングで起こり得るトラブルについてです!

最後に,ナイト・ダイビングで使うことになるテクニックについて解説していきます!!

 

ナイト・ダイビングで使うテクニック

 

ナイト・ダイビングでは視界が暗い分,ライトの光がよく目立ちます.

ですので,ライトを使ってコミュニケーションを取ります.

まず,相手の注意をひきたいときには,マスクに向かって光を照らします.

相手の視界に光が入り,自分の方向を向いてくれるでしょう!

ライトの光で丸く円を描くように動かすと,相手に「OK」と伝えるサインとなります.

また,ライトを左右に素早く振ると「注意,緊急」といったサインです.

次にハンドシグナルを伝える時ですが,暗くては何も見えませんので,自分の手にライトの光を当てて,シグナルを出します

例えば自分の残圧を伝える時などによく使います!!

最後に,器材を片付ける時にもライトを使います.

陸に上がってからレギュレータを外す際,ファーストステージに水滴が入ってしまわないよう,バディは横からライトで手元を照らしてあげましょう!

明るい中で片付け終わったら,次はバディの手元も照らしてあげましょうね♪

ダイビングは助け合いが重要ですよ!!

これで,ナイト・ダイビングをするのに必要な知識が全てそろったといっても過言ではありません!!(^.^)/~~~

 

まとめ:ナイト・ダイビングには感動と興奮がいっぱい!!

 

ということで,ナイトダイビングについて,必要になる知識を全て解説してきました!

いかがだったでしょうか?

ナイト・ダイビング,したくなってきましたか!?

僕のホームグラウンドである伊豆では,八幡野というポイントで年に3~4回,そして伊豆海洋公園で年末大晦日にナイトが開催されます!!

(今年のIOPでは夏にもナイト・ダイビングを開催したみたいです!)

この記事を読んで興味を持ってくださった方は,是非とも足を運んでいただければと思います!!

人類が今日まで生存してこれたのも,暗闇に対する恐怖心を持っていたから.

洞窟内の暗闇を怖がることなく進めた猿人類は熊などの餌食になってしまったそう.

なので,暗闇に対して怖いと思うのは本能的に当然のことなのです.

ですが,その恐怖さえ克服してしまえば,ナイト・ダイビングには,興奮と感動が沢山詰まっているんです!!

まだ経験したことない方は,是非一度体感してみてください!!

ダイビングに対する概念が,大きく変わりますよ!!

ここまで読んで下さり,ありがとうございました!!

それでは,また.

Enjoy~♪