プロ用ウェットスーツ「ロクハン」を購入!!その着心地や使用感はいかに!?
先に言っときます.着脱がムズい!!
どうもこんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです♪
先週末,ついに!ついに!!
「ロクハン」を購入いたしました~!!
まぁ購入とは言っても新品ではなく,お世話になっているガイドさんが着れなくなったロクハンを格安で譲って頂いたものなのですが・・・(^_^;)
僕とそのガイドさんは体格的にもほぼ同じで,今より痩せていた時に着ていたものだそうなので,丁度今の僕のサイズに合っているんですね.
なので,この譲って頂いたロクハンを着て,12月の海に潜ってきました!!
この記事では,実際のロクハンの着心地や使用感についての感想を記していきたいと思います!!
ロクハンの購入を検討されている方は是非ご一読下さい♪
ちなみに「ロクハンってなんだよ!?」って方はこちらもどうぞ↓↓↓
目次
購入したロクハンの詳細スペック
メーカー:World Dive
スーツ名:COREシリーズ Z-1
セット内容①:6.5mmフーデッドテールジャケット(税抜80,000円+フルオーダー税抜7,000円)
セット内容②:6.5mmロングジョン(税抜82,000円+フルオーダー税抜7,000円)
正規価格:190,080円
スーツの状態:大きな破損個所なし,表面若干スリ傷あるがほぼ気にならない
使用歴:不明,6.5mmから体感的に5.5mm位までへたっている
購入価格:正規の約95%引き(ちゃんとした価格は言えません)
備考:両面スキン地(つまり着脱しにくいけど破ってもすぐ補修できる)
とまぁ割引からわかる通り,非常に安い値段で購入させて頂けました!!
ガイドさんとしても,思い出の詰まったスーツをただ倉庫で眠らせておくのはもったいないとの意向で,月に一回は必ず潜る僕にこのロクハンを託して下さいました(^_^ )
では次からは,実際に着てみた時の着心地などについて述べていきます.
ロクハンを着るのに四苦八苦する
まず,ロクハンと聞いて思い浮かべるのは,「着脱が面倒臭そう」とかじゃないでしょうか!?
おっしゃる通り!!
ロクハンは何が面倒って,僕が購入したような全面スキン(ゴム)地の素材で出来ていると,体との摩擦がとても大きくなってしまい,着るのも脱ぐのも一苦労となってしまうのです・・・.
最近では内側がウェットスーツのようなジャージ地を使用しているロクハンもありますが,スキン地ロクハンのメリットとして,ボンドがあればすぐ直せるという点が挙げられますので,潜ることが仕事のガイドやスタッフの方々にはスキン地が好まれています!!
まず着る時ですが,最初はロングジョンに足を通しておきます.
この時点で既に通しにくいので,初心者の方はまず体にボディソープを塗りたくり,滑りやすくしてから足を通せば,スルンっと入ります♪
ロングジョンを肩まで上げれば,次はフーデッドテールジャケット,通称「カブリ」です.
これを着る時の頭と手の順番は実はドライスーツと同様で,先に手をすっぽり通してしまってから,ジャケットを羽織ります.
ジャケットとロングジョンが接触する部分においても摩擦が発生しやすいので,ボディソープを塗っておくことをおすすめします(^_^;)
フード部分から頭を出せば,装着完了です!!!
じゃん!
着心地はどうか!?
さて,肝心の着心地についてですが・・・
ドライスーツに比べれば,断然ラクです!!(*^_^*)
ドライスーツではスーツ内の気密性を高めるため手首と首元をゴムでシールしていますが,この首のシールがないだけで着心地が格段に良くなりました!!
さらに,ゴムが肌と密着しており,ウェットスーツの時のようにスーツ素材から水が蒸発することによる気化熱が発生しないので,全然寒くありません!
というか,ロクハンが黒いので日なたにいると熱を吸収し,正直暑いくらいでした!!(この日の気温8~9℃)
それは譲ってくれたガイドの方と僕の体型が奇跡的にほぼ一緒だったからで,普通はフルオーダーでその人に合わせて作りますからね(笑)
また,実際に海にも潜ってみました.
この日の水温は水面で20℃,水底(18-30m)で19℃台とやはり11月~12月らしい温度になっておりました.
別のチームを見れば全員ドライスーツだったりするような,コンディション.
はたしてロクハンは通用するのか・・・!?
通用しました(笑)
すごいです!!ウェットスーツよりも海水が体表面と接触する面積が限りなく減ってます!!
全然寒くない!!!
確かに顔や手先などい海に接触する部分は若干冷たいですが,体の内部は常にポカポカ(*^_^*)
これなら冬の海でも寒い思いをせずに潜れます!!
しかし,ネックになるのは,やはり浮力ですね.
ロクハンはウェットスーツに比べて素材が厚いため浮力が大きく,沈むためにはより多くのウェイトが必要となります.
しかも新品だったりすると素材のヘタリを想定して実際のサイズよりちょっと大きく作られていたりして,もっと重さが必要になるんです!
僕はウェットスーツの場合,ウェイトは1kgで潜れていたんですが,ロクハンになった途端,ウェイトが6kgに増加!!
ちょっとオーバー気味だったので,5kgでも潜れたかも.
去年ドライスーツで潜っていた時も3~4kgで沈めていたので,やはりロクハンの浮力が大きいことがわかります.
一緒に潜っていた方はほぼ新品のロクハンだったため,ウェイト8kgでも若干浮き気味でした・・・
そしてもう一つ言っておきたいのが,ロクハンは深度12~15m付近で一気に浮力が小さくなります!!
スーツ内部に入った気泡が圧力で潰されるためにおこる現象なのですが,ウェットスーツに比べて空気の含有量が大きいため,圧力増大による浮力の変化もより顕著になってくるんです!
僕のロクハンの場合,深度15mからストーーンっと沈みこむようになった印象がありますので,BCで浮力確保した覚えがあります.
やはり全体的に浮力には注意が必要となりそうです(^_^;)
ロクハンを脱ぐのも一苦労
そして,一番大変なのは脱ぐ時なのですが,最初にカブリを脱ぎます.
まず,ジャケットの裾を外側に折り畳み,お腹の前にできた袋スペースに左右の手の肘を入れます.
次に,腕を大きく上に開き,肘を使ってロクハンカブリを外側へとひっくり返します.
この時,背中側の袋スペースにも適度に水を流してやることで摩擦が減り,ひっくり返しやすくなります!
背中の滑りが悪いときには,再度ボディソープを付けて滑りを良くしておきます.
外側へとカブリをひっくり返したら,左右どちらかの手だけスーツから引き抜き,頭や残りの手を引き抜きます!!
カブリが脱げたら,ロングジョンも同様にして脱ぎます!
この脱ぐ作業,慣れないうちはホントに大変なんです!!
ロクハンは一つ一つ職人の方がゴムを張り合わせて作っていらっしゃるので,少しでも強い力がかかるとすぐに張り合わせた断面が割けてパックリいってしまうんです・・・
俗にロクハンが破れやすいと言われる所以ですね.
なので,どの程度力を入れていいかが全然わからないので,カブリを脱ごうにも慎重になりすぎて全然脱げない..(笑)
実際には一緒に潜っていたロクハン使用者の方に手伝ってもらい,カブリを上に引っ張ってもらいながら外側にペロンと折り返して脱ぎました.
はぁ・・・一苦労だ・・・.
最初のうちは,近くにいるロクハン経験者の方に手伝ってもらいながら着脱することをおすすめします!
一人で脱げるようになれば,一人前のロクハン使いだとのことです.
いやはや,道のりは険しいぞ(^_^;)
まとめ:着脱と浮力に注意すれば,最強のスーツ!!
ということで,プロ御用達のウェットスーツである「ロクハン」について,使用した感想等を述べてきました.
初めて使って思った感想としては,着るのも脱ぐのも大変だし,今まで以上に浮力に注意しなければならない.
けれど,それさえ克服してしまえば,秋から春の水温が低い海でも長い時間快適に潜り続けることが出来ます!!
大切に扱えば長い間ずーっと着ることができる,最強の器材だなと思いました!!
(あと,個人的には水中でオ〇ッコ出来るのもデカいです笑)
これからロクハンの導入を検討している方,もう迷わずすぐに買ってください!!
これは本当に,世界が変わりますよ!!(^o^)/~~~
本記事は以上!ここまでお読みくださりありがとうございました!!
それでは,また.
Enjoy~♪