ダイバーなら一度は憧れる「ロクハン」ってなに!?気になる点をまとめてみた!!
ロクハンって,名前からしてカッコイイよね
どうもこんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです!(^O^)
先日は西伊豆にある田子と雲見というポイントで二日間潜りこんできました!!
11月に入り,少しずつ水温も下がってきましたので,ウェットスーツとインナーにフードベストを着こんでいきました.快適快適!!
これからもっと寒くなってくるとウェットスーツでは限界があるので,普通であればドライスーツを着ることになりますね!!
なんですが・・・
実は僕,ドライスーツがすごく苦手で.
というのも,元々首が太いので,ドライスーツだと首元が強く締め付けられてしまい,よく酸欠で頭痛くなってしまうんです・・・
最近では頭痛薬を飲みながら潜っているんですが,どうしてもドライに抵抗感がありまして.
そこで,世の中には便利なものがあるんですね.
ウェットスーツでありながら,冬も潜れてしまう優れもの.
その名を,「ロクハン」と言います!!
ということで,今回の記事ではそんなロクハンについてまとめてみました!
僕も今年の冬からロクハンデビューする予定なので,今一度注意点など確認してみようと思います.
では,参ります♪
目次
「ロクハン」とは!?
ダイバーならロクハンという言葉,一度は耳にしたことがあるかと思います.
もともとウェットスーツの厚さは3mm,5mm,6.5mmの3種類が一般的です.
また,使われる生地としては,表面にジャージが張ってあることで伸縮性が高く破れにくい素材と,スキンのみでつるつるしており水を吸収しないので保温性に優れた素材があります.
「ロクハン」とは,スキン地で厚みが6.5mmのウェットスーツのこと.
名前は生地の厚さから取ってるんですね.
また,ワンピースのものとツーピースのものがあり,特にフード一体型のジャケットとロングジョンのツーピースが防寒性の面から人気があり,これを「カブリ」といいます.
インストラクターであれば冬は大体ロクハンカブリを着ている印象ですね(^o^)
では,ロクハンはどんな点が優れているのでしょうか!?
ロクハンのメリットって?
①保温性が高い!!
まずロクハンは生地が6.5mmと厚いため,普通のウェットスーツに比べて保温性が高いです.
ツーピースのカブリであれば,二枚が重なるおなかの部分はなんと13mm!
1cm超えてます(笑)
また生地に吸水しやすいジャージを使用していないため,海水がスーツの中に浸透していくことがないので,体で温められた水がスーツ内部にそのままとどまります.
その結果,ドライスーツと同等の保温性を実現しているのです♪
②ドライスーツの絞めつけ感がない!!
ドライスーツではスーツ内の密閉性を高めるため,手首や首元がゴムでシールされており,首が太い人にとっては既製品のサイズでは締めつけ感が高くなりけっこう苦しいです・・・.
その点,ロクハンはドライのようにがっちり密閉はしないので,首元が非常にラクです!!
これ僕にとってはかなり重要.
③ドライスーツに比べて安い!!
ドライスーツの首がきついなら,自分用のスーツをオーダーすればいいんですが・・・
ぶっちゃけ高いですよね.
機能が多い分,お値段も高くなってしまいがち.
それと比較すれば,ロクハンは機能性重視で他の部分はそぎ落とした無骨なスーツ(言い方悪いかな?)ですので,販売店によって前後はしますが価格は半分程度に抑えられます!!
④速乾性が高い!
ロクハンには吸水性の高いジャージを使用していないため水の切れが良く,すぐに乾きます!
⑤補修が簡単!!
後述しますが,ロクハンは普通のスーツに比べて「破れやすい」という特徴があります.
ですが,ゴムを張り合わせて作ってあるだけなので,破れてしまっても小さな傷であれば大丈夫!!
スーツ用のボンドでゴム同士を張り合わせてしまえば,はい終了!!
こういった補修が簡単な点も,頻繁に海に入るインストラクターやガイドにとってはありがたいですね♪
⑥なんといっても渋カッコイイ!!
ロクハンは上記の通り,普通のウェットスーツやドライスーツに比べて機能面に重きを置いたスーツですので,見た目は真っ黒になります.
でも,そこがカッコイイじゃないですか!(個人の感想です)
ロクハンのデメリットって?
①破れやすい!
ロクハンは前述した通り,ゴムを張り合わせたスキン地です.
体との密着性が高いのですが,代わりに伸縮性が少なく,爪なんかをひっかけてしまうとすぐに傷がついてしまいます.
小さな傷があれば,引っ張ってしまうとそこからどんどん破けてしまうんです.
たとえば水中でちょっと岩に当たったりしても,亀裂がはいってしまうことも.
買ったばかりで着た瞬間に破けたら・・・萎えちゃいますね・・・
②着脱しにくい!
ロクハンのゴム生地ですが,体との密着性がかなり高く,それ故保温性に優れています.
これが何を示すかというと,着脱がしにくくなってしまうということです.
すんなりと着る・脱げるようになるには,結構慣れが必要みたいです.
慣れないうちに無理に脱ごうとすると・・・「ビリッ」といっちゃうそうです.
怖いな~(^_^;)
③ウェイトが重くなる!
一般的なワンピース5mmのウェットスーツに対し,ロクハンは6.5mm厚,それが二枚重ねになっているんです.
つまり普通のウェットスーツよりも大きな浮力が生じてしまうので,沈むにはその分多くのウェイトを用意しなければなりません・・・.
スーツがへたってない新品の状態であれば含んでいる空気も多くなりますので,時には10kgが必要になることも・・・!?
腰を痛めてしまわないよう注意ですね.
④他人との見分けが難しい!
ロクハンはジャージ生地を使わない分,色の選択肢が少ないです.
というか,ほぼ無いに等しいです.
素材の色,黒一択.
最近ではメーカーによって,縫製に使う糸の色が選べるようになり,多少バリエーションが出てきたみたいですが,まだまだ浸透してません.
ロクハンのメンバーが数人いるだけで,もう誰が誰だかわからなくなってしまいます.
まぁでも解決方法は多少なりともあって,フィンの色や書いてあるイラストで見分けるということもできますよ!
まとめ:上級者なら,ロクハンも選んでみてはいかが!?
ということで,ここまでロクハンについてまとめてみました!!
明らかに初心者の方に勧められる器材ではありませんが,経験を積んだダイバーの方であれば,是非一度購入してみてはいかがでしょうか.
ロクハン.かっこいいじゃないですか.
ちなみに言っておくと,僕はイントラの先生から中古を譲っていただく予定です(笑)
というわけで,ここまで読んで下さりありがとうございました!!
あなたのダイビングがより楽しいものとなることを祈っております!!
それでは,また.
Enjoy~♪