水中写真を上手く撮影するコツ 6選 ~コンデジ編~
水中写真って結構難しいですよね!
こんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです!
新年一発目のちゃんとした記事です!笑
最近のダイビングとしては,昨年大晦日・元旦の二日間を伊豆海洋公園で潜ってました!!
今年で三年目の伊豆での年越しですが,元旦のダイビングはやはりダイバーとして神聖な気持ちになりますね・・・(*^^)
と,そんなことはおいといて.
最近,カメラを新調しました!!
そのことについて,そのうち新しく記事でも書こうと思います♪
で,流行りのインスタでそんな話をしていたところ...
後輩から「上手く水中写真を撮るにはどうすればいいんですか!!!」という質問を頂きました.
よしきた!!
ということで今回は,「水中写真を上手く撮影するコツ」と題して,水中写真家3年目である僕の経験から得た上手く撮るためのポイントを6個ほど紹介致します♪
特にこの記事では,僕が持っているNikonのW300やAW130,そしてダイバーにこよなく愛されているOLYMPUSのTGシリーズといった「コンパクトデジタルカメラ」略してコンデジという種類のカメラについてのお話をしていきます!!
水中写真を始めてみたい!という方や,なかなか上手く撮影できないんです・・・という方は,是非参考にしてみてくださいね!!
では,参ります(*^^)
- 体の動きを全て止める
- 遠くから静かにゆっくりと近づく
- 撮影の瞬間は息を止める
- フォーカスしてから絶好のタイミングを待つ
- マクロモードを活用する
- フラッシュは使わず,ライトで照らしながら撮影する
- まとめ:知識と経験が早く上達するための近道!
体の動きを全て止める
これは基本中の基本です!!
陸上で考えてみて欲しいのですが,撮影する時にカメラを動かしてしまうとどうしてもブレてしまいますよね?
それは水中でも同じことなんですが,意外と意識できていない人が多いです!!
ダイビングに慣れていないと,どうしても体がふらふらしてカメラが動きがちです.
なので,写真を撮影するときはもう体を一切動かさない!!
ふらつくようなら,左手で近くの岩を持って体を固定してしまう!!
これを意識してシャッターを切るようにすると,被写体をうまく写真に収めることが出来ますよ♪
遠くから静かにゆっくりと近づく
水中撮影において,被写体となるのは大半が水中生物でしょう.
つまり,生きているから,自分に危険が迫っていると思えばすぐに逃げてしまいます.
岩のすき間に住む魚たちであれば,より奥深くへと逃げ込んでしまいます.
中にはウミウシやカエルアンコウ,ハナタツなどほぼ動かない,初心者にはありがたい子たちもいます.
この子たちしか撮影しない!というのであれば特に言うことはありません(^_^;)
もっとよく動く子たちをキレイに撮りたい!ということならば!
遠くから静かに,ゆっくりと,相手を刺激しないように近づきましょう!!
ハコフグやサザナミヤッコといった子たちを撮影する際にはこの意識がとても大切です!!
僕が写真を撮影する時はいつも
「僕は岩だよ~何にも危害加えないよ~~(*^_^*)」
と念じながらゆっくりゆっくり近づいてます(笑)
要は,刺激しないようにゆっくり対象にアプローチしましょう,ということです♪
撮影の瞬間は息を止める
これは体の動きを止めることと関連してくるのですが,水中では呼吸をすることにより浮力が変化します.
息を吸えば肺に空気が入り,浮力が増加.
反対に,息を吐けば空気が減り,浮力が減少します.
なので,せっかく写真を撮るのにピッタリの姿勢になったとしても,呼吸をしてしまうと浮力が変化して体勢を崩してしまう,ということになるのです(-_-;)
そこで,撮影をする瞬間だけは,息を止めましょう!!
特に,息を吐いた状態で止める方が余分な浮力がなくなって撮影しやすくなるのでオススメです!!
くれぐれも,止めすぎには注意しましょう・・・酸欠になってしまいます!
フォーカスしてから絶好のタイミングを待つ
被写体が生物であるということは,一部の例外を除いて動き回るということ.
さらに,水中では波やうねりの影響もあり,被写体がずっと静止しているという状態になることはかなり稀です(そんな状態だったら迷わず撮りまくりましょう!!).
つまり,せっかくいい位置に被写体を持ってきてフォーカスしたとしても,シャッターを切る頃には被写体が動いて,結果ブレブレの写真が出来上がってしまう,ということなんです.
水中写真がぶれてしまうことの原因はおそらくここにあります(-_-;)
なので,フォーカスしてからすぐにシャッターを切るのではなく,被写体の動きを予想し,「ここだ!!」という絶好のタイミングを待つようにしましょう!!
魚もずっと動き回っているわけではないので,ピタッと止まった一瞬を逃さないよう,タイミングを待ちましょう♪
それでも動いてしまう,というならばおそらくカメラの設定が悪いか,撮影者のスキルが追いついていないかのどっちかです!
カメラ設定を見直すかダイビングスキルを見直すかしましょう!!
マクロモードを活用する
意外と忘れがちなのがコチラ.
水中では光の屈折率が陸上と異なるため,距離感覚が少し狂います.
遠い位置で撮影していると思いきや,割と近くにいた,とか.
被写体が近くに寄り過ぎていると,普通の撮影モードではピントが合わず,輪郭がボケボケになってしまいます・・・.
そこで!大体のコンデジには「マクロモード」なるものがついてます!
これはカメラに対して近い位置にある物体を撮影する時のモードで,カメラによってはレンズから1cmしか離れていないものにもピントを合わせることが可能です!すごい!!
このモードは動き回る魚よりは,ウミウシやカエルアンコウなど動きが遅く近くまで寄らせてくれる被写体を撮影する時に使いましょう.
画角いっぱいにカエルアンコウの顔が広がった写真は,迫力がありますよ♪
フラッシュは使わず,ライトで照らしながら撮影する
水中撮影でネックになってくるのが,「青かぶり」という現象.
深い場所では太陽光が水に吸収されて届き辛く,全体的に青みがかってしまうのです.
なので,キレイな写真を撮るには,別に光源を用意する必要があります.
ここで,一般的なコンデジにはフラッシュが搭載されているのですが,実はフラッシュはあまり使わない方が良いのです.
というのも,水中ではプランクトンなど目に見えるか見えないか位の小さな浮遊物が沢山存在しています.
フラッシュを使うと,被写体との間の浮遊物に光が反射し,写真に小さな光の球として写ってしまうのです.
この現象を,「ハレーション」といいます.
これを防ぐため,フラッシュではなく水中ライトで水中生物を照らしながら撮影しましょう!!
フラッシュは一瞬のうちに強烈な光を放つために,ハレーションを起こしてしまいます.
ライトで被写体を継続的に照らしながら撮影することで,青かぶりせず生物本来の色が出た綺麗な写真が撮れますよ♪
ちなみに,ハレーションは浮遊物が原因なので,浮遊物の少ない「冬」であればフラッシュを使っても綺麗に写真がとれます!!
これも僕が冬のダイビングをオススメする理由の一つです↓↓↓
まとめ:知識と経験が早く上達するための近道!
ということで,ここまでコンデジを使って上手く水中写真を撮影するためのコツを6つほど挙げてきました!
いかがだったでしょうか!?
参考になる情報はありましたでしょうか!?
何事もそうなんですけれど.
まずは正しい知識を得てから,あとはひたすら練習して経験を積む.
これが上達への近道だと思うんです.
水中写真が上手く撮影できないというあなた,もしかしたら正しい知識と練習量が足りていないのかもしれませんよ~!?
とはいえ,ぶっちゃけ僕も全然水中撮影は上手くできません(^_^;)
それでも何回も何回も撮影していくうちに,数枚良い出来と言える作品が撮れていた,という状態です(笑)
これから,一緒に上達しましょうね!!
ということで,ここまで読んで下さりありがとうございました!!
それでは,また.
Enjoy~♪