ちゃんと覚えてる!?器材のセッティング方法まとめ
久々のダイビング!だけど・・・
こんにちは!!JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです♪
まさかの10月に上陸した台風も過ぎ,秋晴れが清々しい日々ですね~(^_^ )
とはいえ,10月も終盤,そろそろダイビングから離れてしまう!という方も多いのではないでしょうか..(ダイビングは秋~冬が一番楽しいのに・・・!)
おそらく,次にダイビングをするのは初夏あたりになると思います.半年以上も空くわけですね.
そうなると,初心者の方ではさすがに器材のセッティング方法を忘れてしまっていると思います(^_^;)
セッティングって,結構やること多かったですからね.
そこで!!
今回の記事ではそうした冬眠に入る予定のあなたが次のダイビングで困らないように!
器材の準備・セッティング方法から上がった後の洗い方まで,一つの記事に集約いたしました!!
次に潜る前にこの記事をあらかじめ読んでおけば,当日にあたふたしないで済みますよ!!
それでは,参ります♪
- 必要な器材まとめ
- メッシュバッグへの入れ方
- 器材のセッティング方法
- エントリーまでの流れ
- タンクチェンジの方法
- エキジット後の流れ
- 器材の洗い方
- 器材を片付ける方法
- まとめ:復習がさらにダイビングを楽しくする!!
必要な器材まとめ
まずはダイビングをするのに最低限必要な器材です.
BCD
当たり前ですね.これがないと浮力調整ができません!
レギュレータ
当たり前二つ目.ないと水中で息ができません(笑)
フィン
ないと水中でめちゃくちゃ苦労します.僕はしました(^_^;)
ブーツ
ほぼ全員必要!!人によっては素足でフィン履く人もいるみたいですね!
マスク
無いと水中が見れません!持ってくるの忘れないでね!
グローブ
手を怪我したくなかったらつけて下さい!
メッシュバッグ
無いと器材運ぶのが面倒ですよ!
ウェイト
ウェイトベルトや玉を直でBCDに入れたり.忘れがちなので注意!
スーツ
これがないと寒くて潜れませんよ!季節によりウェットかドライ,もしくはロクハン.
メッシュバッグへの入れ方
①フィンを下に敷く
車で移動する時の衝撃でレギュレータ系統が壊れないよう,緩衝材の役割として一番壊れにくいフィンを最初に敷きます.
②レギュレータを輪っか状にまとめ,BCDの中にまとめてからフィンの上に入れる
移動の衝撃からレギュレータを守るため,BCDの中にまとめます.
この時BCDの胸前で止めるバックルを,レギュレータの輪っかにした中を一周通してからもう一端と固定しておくと,BCDから抜けてしまうことを防げます.
また,BCDに少し空気を入れておくとエアバックのように衝撃を防いでくれます.
腹部の上で固定するマジックテープ(カマーベルトという)を閉めて,フィンの上に入れます.
③BCDの上にマスク・グローブを入れる
マスクのシリコンが変形しないよう,マスクは最後に入れましょう.またグローブも見つけやすいように一番上に入れましょうね.
④ブーツ・スーツは別でひとまとまりにする
ブーツとスーツについては更衣室で着るので,水が漏れない袋などにまとめておいてすぐ取り出せるようにしておくと便利です!
⑤ウェイトは別の場所にまとめる
ウェイトですが,その重さでほかの器材を壊してしまわないよう,ウェイトだけを別のところにまとめておくとよいです♪
器材のセッティング方法
①メッシュバッグから器材を取り出す
メッシュは一つにまとめておく器材を取り出して,近くにまとめておいてください.
メッシュバッグは邪魔にならないよう,1つのメッシュの中にほかの人のものをたたんで入れて,はじに寄せておきましょう!
②タンクを持ってくる
重いです.あなたが女性なら,男性に任せましょう.男性諸君!ここが見せ所だぞ!!
BCDにセットする前に,タンクのOリングに切れ目がないか確認しておきましょう.エアが漏れてしまうこともありますので目視でしっかりと.
③タンクにBCDをセットする
まず,BCDの後ろにタンクを通すベルトがありますので,バックルを緩めてからタンクを通します.
この時,ポイントによってはスチールではなくアルミのちょっと細いタイプのタンクが用意されていたりするので,バックルを絞めた時にタンクがずり落ちないかよく確認してください!
タンクはOリングがある方をBCDと向い合わせになるよう取り付けます.
取り付ける高さは頭にあたらない位で,タンクのカーブの始まりとベルトとの間が「指3本分」くらいがちょうどいいです♪
④タンクとレギュレータをセットする
レギュレータの「ダストキャップ」を取り外し,ファーストステージをタンクに取り付けて、コークスクリューを締めます.
セカンドステージセカンドステージ(自分が息を吸う所)が右側に来るのが正しい向きです!
⑤レギュレータの中圧ホースとBCDのインフレータホースを接続する
これをつけ忘れていると水中でBCDに吸気できません!
タンクを開けた後だと圧力がかかっていて接続しにくくなるので,タンクを開ける前がおすすめです♪
⑥パージボタンを押し,残圧計を確認しながらタンクのバルブを開ける
パージボタンを押さずにタンクを一気に開けると,レギュレータ内の圧力が一気に上昇し,最悪ホースの根元が破裂してしまいます.
これを防ぐためにも,パージボタンを押して圧力を逃がしながらタンクを開けるようにしてください.
ちなみに,タンクのバルブは反時計回りで開きます.バイクのスロットルを開ける方向です.
⑦レギュレータの残圧計・オクトパスをBCDのホルダーにまとめる
ゲージ類(残圧計・オクトパスをまとめて言います)をブラブラさせていると,エントリー時岩にぶつかったりして故障の原因になります.
しっかりホルダーにまとめておくようにしましょう!
エントリーまでの流れ
①スーツ・ブーツを着る
スーツ・ブーツを着て,ファスナー類を閉めます.
特にスーツの背中のファスナーですが,ウェットスーツの場合自分でも閉めることはできますが,力の加減によっては根元がちぎれてしまいます.
なので,背中のファスナーはほかの人に閉めてもらうようにしましょう.
②ウェイトを装着する
ウェイトがベルト式の場合,特につけ忘れることが多いです.
必ず忘れずに装着するようにしましょう!
クイックリリースのやり方もここで確認しておくとよいです!
③BCDを着てタンクを背負う
丁度いい高さの段差があるときはそこに腰かけ(座る場所が尖ったりしてないかしっかり確認!),BCDに両肩を通してから背負います.
段差がない場合について詳しく説明します.
まず,BCDの腕を通す部分のベルトを右側だけ緩めて,右腕を通しやすくしておきます.
次に左腕をBCDに通し,肩まで入れます.
そうしたら左手でタンクの下部を支え,少し前かがみの体勢を取りながら立ち上がります.
その後,右手をBCDに通し,肩まで背負います.
両肩を通したら,前かがみになって,腰で重さを支えるようにします.
そうしたら腹部のベルト(カマーベルトといいます)のマジックテープを固定し,その上からバックル(腹部と胸部の二か所)を固定します.
その後,肩・腹部・胸部のベルトをしっかりと絞めて,BCDが体に固定されていることを確認します.
④マスクの曇り止めを行う
一般的には(というか男の人は),自分の唾液をマスクのガラス面内側にペッと出して,指でキュキュッと広げます.
そしたら近くの器材洗い場などの水で洗い流します.この時,絶対にマスク自体を洗い場に浸さないこと!!唾液を使っているならなおさらマナー違反です!
「唾液?汚いんですけど・・・」という淑女の方には,マスク曇り止め液がありますのでご使用下さい(^_^)
⑤マスク・グローブを装着する
マスクを装着するとき,前髪などがマスクと顔の間に挟まっているとそこから水が入ってしまいます.
髪の長い方は他の人と髪を挟んでいないか確認し合って下さいね!
⑥波打ち際まで近づき,フィンを装着する
フィンを装着したまま歩くのは大変なので,出来るだけ波打ち際まで歩いて近づいてから,フィンを装着します.
エントリー口からガイドロープが伸びている場合は,ロープをしっかり掴みながら装着します.
ロープを掴んでいる手と同じ側の足を4の字にクロスさせ,反対側の手でフィンのストラップを絞めます.つけられたら体を反転させ,逆のフィンも同様に装着します♪
⑦レギュレータを加え,呼吸ができることを確認してから,エントリーする
ここで呼吸を確認していないと,入った瞬間に「えっっ!?呼吸できない!?」となり焦ることに.
タンクが開いていないこともあり得るので,エントリー前に必ず確認しておきましょう!!
タンクチェンジの方法
①エキジットする
エキジット時は,慣れていない間はフィンを履いたまま陸まであがってしまい,波が来ないところでフィンを脱ぎましょう!
余裕がある場合は水中でフィンを脱いでしまえば,エキジットが楽です♪
②タンクを降ろす
BCDのバックル・カマーベルトを全て取り外し,タンクを降ろします.
着た時とは反対の手順で,まず左手でタンクの下部を持ちながら右肩をはずし,左肩で持ちながらゆっくりと地面へと降ろします.
足の上に置かないよう注意です!
③替えのタンクを持ってきて,降ろしたタンクの真横に置く
タンクを持ってくるのは男の役目!その位の気遣いがあるとイケメン.
替えのタンクは降ろしたタンクの真横に置いておくとタンクチェンジがしやすいです.
④残圧を確認し,タンクを閉める
残圧計を確認してから,タンクを閉めます.
このままだとレギュレータの中にまだ空気が残ってますので,パージボタンを押して中の空気を外に逃がしてあげます.
再度残圧計を確認し,0になっていたらOKです!
⑤レギュレータ・BCDを外す
レギュレータのファーストステージを外します.
コークスクリューを緩め,タンクのOリングと接触する部分に水が入らないよう下に向けておきます.この部分に水が入るとレギュレータの中から錆びて故障します・・・!!超注意!!
ファーストステージを下に向けながら,BCDをタンクから外します.
後ろのバックルを外し,ゆするようにタンクから引き抜くと上手く外れます!
⑥替えのタンクに引っ越す
真横においてあるタンクへとそのまま引っ越します.
ちなみにタンク全体を通すベルトとは別に小さなベルトもあると思うのですが,これも忘れずタンクのバルブに通しておいてください!
BCDのベルトがゆるくてタンクがずり落ちてしまった場合でも,この小さなベルトがタンクを保持しておいてくれます!
エキジット後の流れ
①~⑤
タンクチェンジの方法①~⑤と全く一緒です.
⑥ダストキャップをタンクの空気で乾かし,ファーストステージに戻す
ダストキャップのレギュレータと接する面を乾かします.
外したタンクのバルブを少し開け,空気が出るようにします.
この空気をダストキャップに当てて,水を飛ばします.
ですがタンクを長い間開けていると近隣住民の方にも迷惑がかかりますので,素早く乾かして素早くタンクを閉めましょう!
表面がしっかり乾いたことを確認してから,ファーストステージに戻し,コークスクリューを閉めて固定します.
⑦インフレータホースから中圧ホースを外す
BCDのホースからレギュレータの中圧ホースを外しちゃいます.
レギュレータは輪っか状にしておくと持ちやすいですよ!
⑧BCD・レギュレータ・その他器材を持って洗い場まで移動する
ウェイト・BCDは体に装着してしまい,その他を手に持って運ぶとラクです♪
器材の洗い方
①フィン・マスク・グローブ・ウェイトを軽く水洗いする
これらの器材は軽く洗い場に浸してジャバジャバするだけで大丈夫です!滅多に潮噛みはしません!
②レギュレータを洗う
最初に,ファーストステージの「ダストキャップ」がしっかり閉まっていることを確認してください!これが閉まってないと洗い場に浸した時ファーストステージに水が入り即修理です・・・.
まず,中圧ホースを洗います.コネクタの部分が潮噛みしやすいので,水槽の中で何回もカチャカチャ動かして洗ってください.
次に,使ったセカンドステージを洗うのですが,
この時!
パージボタンは,絶対に押さないでください!!!
中に水が入って即修理です.
絶対に押さないでください!フリじゃないですよ!!
押さずに,咥えたマウスピースを指でこすり洗いします.
また,マウスピースをかみ切ってないかどうかも確認しておいて下さい♪
③BCDを洗う
まず,インフレータホースの吸気ボタン・排気ボタンを水中で押して,潮噛みしないように洗います.
次に,BCDの排気ボタンを押しながら排気口から空気を吹き込み,BCDを膨らまします.
そうしたら,同じ場所から今度は真水を入れます.
水槽から引き揚げて,BCDを上下にかるくゆすります.そうすることで内部を真水で洗うことができるのです.
ゆすったら,BCDを少し圧迫しながら内部の水を排出します.
ちょっといいBCDなら,「まつぼっくり」とか名前がついている排気用の弁がありますので,そこから水を出します.
無い場合はBCDをひっくり返してインフレータホースから.
④ブーツ・スーツを脱いで軽くすすぐ
あとは着替えて,脱いだブーツとスーツをすすぐだけです♪
ドライスーツの場合特別な作業が必要なので,下の記事を参考にしてくださいね!
器材を片付ける方法
①メッシュバックに入れてきた器材をしまう
準備した時と同様の順番で入れていきましょう!
②ブーツ・ウェットもまとめる
濡れていますので,まとめて入れてきた防水の袋などに戻しましょう!
③ウェイトもまとめておく
忘れやすいので,必ず確認してください!
以上で終了!!
まとめ:復習がさらにダイビングを楽しくする!!
いかがでしたでしょうか.ダイビングのセッティングに関する内容について,できるだけ詳しくまとめていったつもりです.
詳しく書きすぎたかな・・・分割するかも(^_^;)
ということで,ここに書いてある内容をしっかりマスターすれば,当日やることが分からなくて立ち尽くす,なんてこともなくなりますよ!!
しっかり復習して,楽しいダイビングをしてくださいね!!
それでは,また.
Enjoy~♪