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残圧が気になるアナタに!ダイビングが上手くなるコツ教えます!~エアの節約編~

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「空気が全然残らないんです!!どうしたらいいですか!?」

 

こんにちは!!

JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです!(^_^)

最近潜ってますか!?

 

僕はと言えば,先週台風で海が大荒れの中,後輩を連れてダイビングに行ってきました・・・.もうね,雨と風がすごくて(笑)

 

今までダイビングをしてきた中で一番天候悪かったんじゃないですかね(^_^;)

 

それでも比較的波の立たない湾内で2本を潜りきり(台風でもダイビングは出来るんです!),ファーストステージに雨が入らないように片づけを行っていました.

 

ここでふと気になり,後輩たちに残圧を聞いてまわって見たところ,僕が 130 残している時で,今年始めたばかりの後輩たちは 100

浅場を50分程度ぐるりと回っていた比較的負担の少ないダイビングでも,初心者と上級者(ということにして笑)とでは,こんなにも残圧が違ってくるそうで,ちょっとびっくりしたんですね.

なので,改めて考えてみたんです.

 

どうして僕は後輩に比べてエア持ちがいいのか.

どうすればエア持ちが良くなるのか.

 

ということで,今回は「エアの消費が早くて困るよ~」というあなたのために,管理人が普段から意識して行っているエアの節約術についてまとめてみました!

この記事の方法から出来そうなものを少しずつ試してみて,エアの消費を抑えてみてくださいね♪

 

ちなみに散々エアエア言ってますが,エア=タンク内の空気,という意味です(笑)

では,参ります.

 


そもそもどうしてエアの消費が早いといけないの?

 

「タンク一本分全部吸わないともったいないじゃん!そこまで残圧きにしなくていいっしょ!?」

なんて言う人がいるかもしれませんが,その認識はちょっと危険です(^_^;)

 

エアの消費が早いと何が悪いかというと,遠くに行けなくなってしまうんです

 

ダイビングをインストラクターと一緒に行う場合,イントラ(略しました)はゲストのエアの減り具合を見ながら,今日はここまで行けるな~とか頭の中で計算しています.

行きたいスポットがあった場合,そこまでの道中で2回ないしは1回ほど全員のエアを確認します

 

例えば目的のスポットへ行く途中で,最初に充填してあったエアの半分を吸ってしまった場合,もう目的地へはいけません.

スタートしてからの距離より,目的地へ行ってから帰ってくるまでの距離の方が長いので,どう考えても途中でエアがなくなりますからね.

 

これがゲストが一人だった場合ならまぁ自分だけ残念・・・となるのですが,複数人いた場合がちょっと辛いですよね(笑)

 

実際にこの夏も後輩と伊豆海洋公園というポイントで潜っていたのですが,2の根という雄大な景色が見どころのスポットへ行く途中,ある後輩が残圧 100 を切ってしまい(いつもエア持ち悪いですが),ほかのメンバーからの非難がずっと続いてました・・・(笑)

 

と,自分が楽しむためにも,ほかの人につまらない思いをさせないためにも,
残圧は常に気にしておき,消費量をできるだけ抑えるように努力してみましょう!!

 

それでは,ここから具体的な節約術の解説です♪

 

節約術その1:「足をバタバタさせない」

 

初心者のダイバーにありがちなのですが,水中で姿勢が安定せず足を常に動かしている,といった状態.

これは何が原因かというと,水中で「中性浮力」が取れていないことが原因です!

 

ウェイトが適正より重く,BCDに空気を入れていないため今いる深度を維持しようとするために,足を常に動かして上向きの浮力を確保している状態ですね.

ですが,足を動かし続けると息が上がり,無駄なエアを消費してしまいます!

ですので,まずは「中性浮力」を取れるようになり,足をバタバタさせなくても今の深度がキープできるようになりましょう!

 

中性浮力のとり方については,次の記事で詳しく書いております↓↓↓


節約術その2:「無駄な動きをしない」

 

これもさきほどの節約術その1と同じことなのですが,動くことが多ければその分息が上がり,エアの消費が早くなります.

友達同士でダイビングに行き,テンションが上がって水中で色々と遊んでいるうち,一人だけエアが全然ない・・・.そんな経験,ありません?

 

ダイビングは基本的に,リラックスして行うスポーツです.

レジャーといった方がいいですね.

ですから,体の力を抜いて,水の冷たさを感じたり,目の前を泳ぐ魚の模様をゆっくりと眺めたり.

落ち着いて,ダイビングを楽しみましょう!


節約術その3:「呼吸を深く,ゆっくり行う」

 

ダイビングをしている時には,口で呼吸をします.

鼻は水中マスクの中に位置し,マスクに水が入ってきた時にマスククリアをするときに息を出しますが,それ以外鼻では息をしません.

これが初心者のダイバーにとって,「呼吸しづらい!!」と感じる要因なのでしょうね.

 

また,マスクに水が入ったり,耳抜きが少し遅れたりといった小さなストレスでも,初心者の方にとっては大きな恐怖となりますので,呼吸が乱れて浅く早くなってしまいます.

 

ダイビングにおいて,呼吸は「深く,ゆっくり」行うのが基本です.

 

浅く早い呼吸ですと肺に新鮮な空気が十分に行き渡らず,酸欠などの原因となります.また,エアの消費も早くなってしまいます!

 

なので,エアの消費を抑えたいのであれば,ゆっくり深く,呼吸をするようにしましょう!

 

節約術その4:「BCDの吸気をオーラルで行う」

 

ここからは上級者向けのお話となります.

中性浮力なんて簡単だぜ!呼吸だって深くゆっくりしてる!今より消費量を減らすにはどうしたらいいんだ~!!という方へ.

 

浮力を確保する際には,タンクからBCDにエアを入れますが,これをすべて「オーラル」で吸気してみてはいかがでしょうか.

BCDに入れる空気って意外と多く,人間の肺1つ分以上は入るんですよね.

これに何度も吸気・排気を繰り返していると,実は見逃せないくらいのエアを消費していることになっているんです(^_^;)

ということで,OW講習の時に習ったハズの「BCDへのオーラル吸気」を日常的に使うことにより,口から吐いた息をそのままBCDの吸気へと使い回すことができるんです!!

ね!画期的でしょ!?

 

ということで,ちょっとでも消費量を減らしたいという方,試してみてはいかがでしょうか.

 

ちなみに僕はあまりやってません(笑)


節約術その5:「呼吸の仕方を変える」

 

こちらも上級者向け.

呼吸の仕方を変えるとはいっても,エラ呼吸しろ!!とかそういうことではなく,深度によって呼吸に変化をつけるということです.

 

こちらをお読みの方はわかっていることとは思いますが,深度が深くなるほど水圧が高くなるので,10m(2気圧)と 30m(4気圧)で空気が 1立方メートルあったとして,これを陸上(1気圧)に上げてくると,それぞれ 2立方メートル,4立方メートルになります!

つまり,深度が違うと,肺に入る空気の量が違ってくるので,深ければ深いほど,肺を満たすための空気量が多くなってしまう,ということなんです!!

ですので,浅場でガバガバ呼吸をしててもあまり影響はないのですが,深い場所で調子こいてスパスパ吸っていると,すぐにエアを消費してしまいますよ!!

なので,僕は先程「呼吸は深くゆっくり」行うのが基本だと解説しましたが,ここでもう一つ加えて


「深場の呼吸は,浅く,ゆっくり」


としましょう!!

深場では空気も圧縮されているため,浅く吸っても十分な酸素が肺に入ってくることが僕の経験上からわかってます.

ですので,浅場では深くゆっくりを心がけるわけですが,深場に行ってちょっとエアが心配な時は浅くゆっくり呼吸して,エア消費を抑えています♪

 

とはいえ浅い呼吸ではやっぱり頭痛の原因となることもありますので,自分の体と相談して試してみてくださいね!!


まとめ:呼吸に気をつけよう!!

 

いかがでしたでしょうか?

今回の内容は,どれも初心者の方にはちょっと難しいものだったかもしれませんね(^_^;)

 

おそらくダイビングをしていく中で,「どうすればエアの消費量を抑えられるんだろう・・・」と考え始める時が,初心者から脱却して一つ上の段階に進む時なんじゃないかなと,そう思います.

 

エアを節約したい,でも具体的な方法が分からない・・・.そんなあなたのために,この記事があるんです.

 

自分には少し難しいと思っても,水中で少しずつトライしてみてください!

 

きっとマスターする頃には,最初と比べて見違えるくらいエア消費が抑えられているはずですよ!!

 

何事も,挑戦!チャレンジです!!(^.^)/

 

ということで,この記事がここまで読んで下さったあなたのお役に立てることを願っております!

それでは,また.

Enjoy~♪