耳が抜けない人必見!!ダイビングが上手くなるコツ教えます~耳抜き編~
耳抜きって難しい・・・?
最近潜ってますか!?JOJO's Diving Log !! 管理人のJOJOです♪
僕は今週末よ~うやくダイビングに行けるので,すっごくウキウキしていたのですが・・・
なんと,10月に台風・・・!?非常に勢力の強い21号がちょうど静岡に接近するみたいです.どうなることやら(・・;)
ところで,この記事を読んで下さってるあなたは,耳抜きにちょっと苦手意識があるんだと思います.
今回の記事ではそんなあなたのために,ダイビングをするには絶対に必要なスキルである「耳抜き」についてまとめてみました!!
次のダイビングで辛い思いをしないためにも,是非この記事を読んで耳抜きについて勉強してくださいね♪
では,参ります.
どうして耳抜きは必要?
まず,耳抜きが必要である理由について説明します.
水中では,陸上と違って「水圧」というものが働きます.これは,自分より上層にある水の重さによって生じる圧力のことで,10m深くなる毎に1気圧ずつ上がります.陸上では1気圧ですので,水深30mでは4気圧,実に陸上の4倍もの圧力を受けることになります.
圧力が変化しても,体の大部分は密度が大きいためその影響をほぼ受けません.ですが,唯一1箇所だけ,大きく影響を受ける部分があります.それが,「鼓膜」です.
人間の耳・鼻・口は実は全て繋がっています.特に耳と鼻に繋がった部分には空洞があり,ここをサイナスといいます.繋がっている器官のうち,口と鼻はそれぞれレギュレータとマスクに覆われて守られているわけですが,耳だけが水にそのまま晒されています.そのため,耳の中の鼓膜が水圧によって内側に押し込まれるため,違和感が生じるのです!
この状態のままより深くまで潜り続けると,いずれ水圧によって鼓膜が破れてしまいます.こうなったらダイビングどころではないですね・・・.
そこで,口を閉じて鼻を押さえたまま息を吐き出します.すると,鼻腔を通ってサイナスへと空気が送り込まれ,そこからさらに鼓膜の内側へと空気が移動します.これにより,鼓膜外側の水圧と鼓膜内側の空気の圧力が等しくなり(圧平衡といいます),耳の違和感が解消します.
これを,「耳抜き」というのです.
うまく耳抜きができた時には「ポコッ」と音がすることから,耳から空気が抜けたと連想してこの名が付いたのかもしれませんね!
このように,水圧により鼓膜が傷つくことを予防するために,耳抜きが必要なのです!!
耳抜きができなくなる,3つの原因
ではここで,耳抜きができなくなってしまう原因について,僕の経験から3つ挙げていきます.
1.風邪
先ほど説明したように,耳抜きをする時の空気は鼻腔・サイナスを通って鼓膜の内側へと移動します.ですが風邪をひいていると,これらの空気の通り道が炎症を起こし,通路が狭くなってしまいます.
そのため空気が通過し辛くなってしまい,結果的に耳抜きができないという事態に陥ってしまいます.
たとえ治りかけであっても,風邪をひいている時はダイビングは控えた方がいいと思いますよ・・・(^_^;)
2.睡眠不足
これに関しては明確な説明はできないのですが,ダイビングの前日って,明日潜るメンバーとの話に花が咲いて,なかなか寝れないってことありません?(ちなみに僕のサークルでは何故か寝るのが3時や4時となることが度々あります・・・眠いです)
睡眠不足だと,目が腫れぼったくなったりしますが,きっとあれとも関係があって.空気の通り道が膨張して耳抜きができなくなってしまうんでしょうね・・・.
3.深酒
基本,ダイビングの前日には飲酒は避けるべき!と講習のテキストに書いてあります.
というのも,飲酒をすると頭部の血行が良くなるため,鼻腔など空気の通路が狭くなり,結果的に耳抜き不調に繋がってしまうのです.
とはいえ,やっぱり前日にメンバーと親交を深めるのも楽しくて,ついついお酒が進んでしまうんですよね・・・.翌日残らない程度に飲んでいればいいのですが,深酒してしまうと翌日に影響が出ます.
お酒はほどほどに!!(自戒の意も込めて)
水中で耳抜きができない時の対策
それでは,水中で実際に耳抜きができなくなってしまった時の対策について,解説していきます.
1.大きくあくびをしてみる
鼓膜への通り道は口,正確には喉とも通じていますので,喉を大きく開けるような動き,例えば「あくび」をするような動作をすると,空気の通路が開いてくれ,人によっては耳抜きをせずともそのまま違和感がなくなるみたいです.
2.つばを飲み込む
先ほどの説明のように喉を動かせば耳が抜けやすくなるので,つばを飲み込むことも効果的です.
僕の場合では,体質的な問題なのでしょうか,左の鼓膜は耳抜きでうまく対処できるのですが,右があまり抜けません.ですが,つばを飲み込むと右だけ抜けるんですよね.なので,いつも左は鼻つまむ・右はつば飲む,とハイブリッドに使い分けてます(笑)
3.首を傾けてみる
経験上の話ですが,首を傾けてみると上側の耳が抜けやすくなります.若干水深が変わることで抜けやすくなったりするんですかね??
4.少し浮上して様子を見る
上記のことを色々試してみてもなんだか抜けない.そんな時は,少し浮上します.そうすることで水圧が低くなるため,耳の違和感が解消されます.そこからあらかじめ耳抜きをしながら潜っていくと,段階的に水圧が加わっていくので違和感が解消されやすくなります!!
5.この際あきらめてすこし上層を移動する
これはベテランでも結構使う裏技です.やっぱりその日の体調によってはどうしても耳が抜けないということもあると思います.そんな状態で無理にメンバーの後をついて行っても鼓膜を痛めるだけですので,あきらめて上層を移動するようにしましょう.
鼓膜が破れて二度とダイビングができなくなるよりよっぽどマシです(・・;)
あと人によっては,水中で「耳を動かす」という技を習得しているツワモノもいました(笑)確かにものすごく抜けそうですよね!
まとめ
耳抜きは,基本的に違和感を感じ始めたらすぐに行うことで,鼓膜へのダメージを予防するものです.これができないと文字通り痛い思いをすることになってしまいますので,確実にできるようにしましょう.
大丈夫.今はうまくできなくても,慣れれば絶対にできます!
僕だって,最初は本当に耳抜きが苦手だったのですが,頑張って何本もトライしているうちに,気が付けば全く苦手ではなくなりました!
耳抜きの究極の対処法は「慣れる」です!対策として挙げた方法をいろいろ組み合わせながら試して,自分に合った方法を見つけましょうね!!
他にもダイビングが上手くなりたいあなたにお勧めの記事がありますよ!↓↓↓
ここまでお読みいただき,ありがとうございました!
では,また.
Enjoy~♪